米アマゾン・ドット・コム(本社:米国シアトル、最高経営責任者〔CEO〕:ジェフ・ベゾス、 www.amazon.com)は、4月24日(米国時間)、2003年第1四半期(2003年1月-3月期)の決算報告を発表しました。
過去4四半期における営業キャッシュフローは、前年同期の4,600万ドルに対し、1億6,400万ドルとなりました。また同期間におけるフリーキャッシュフローは、前年同期の1,000万ドルと比べ、1億2,300万ドルとなりました。外部発行済み普通株式数および株式ベースの従業員報酬に伴う株式数を加えた総数は、2003年3月31日現在で4億3,200万株であり、前年同期比1%減となりました。
第1四半期の純売上高は、前年同期の8億4,700万ドルに対して、28%増の10億8,400万ドルとなりました。第1四半期の純損失は、前年同期の2,300万ドル(1株あたり0.06ドル)に対して1,000万ドル(1株あたり0.03ドル)となりました。また、第1四半期における見積ベースの純利益(支払利子を含む)は、前年同期が500万ドル(1株あたり0.01ドル)の純損失であったのに対し、今四半期は4,000万ドル(1株あたり 0.10ドル)となり、4,500万ドル以上の増加となりました。
アマゾン・ドット・コムの最高財務責任者のトム・スクータック(Tom Szkutak)は以下のように述べています。「コストを低減しお客様に低価格を提供するという我々の方針は成果を上げ続けています。第1四半期では、お客様に対して、“Free Super Saver Shipping”や広い範囲でのエヴリデイ・ロープライスを実施したことにより、ホリデーシーズンではない四半期において、初めて10億ドル以上の売上を達成しました。この成果は、社内のあらゆる分野においてコストを削減して初めて可能となりました。」
アマゾン・ドット・コムのウェブサイトでは、25ドル以上の注文で配送料無料の“Free Super Saver Shipping”を、年間を通じて実施しているほか、英国、ドイツ、フランス、日本、カナダ向けのウェブサイトにおいても同様の配送料無料サービスを展開しています。さらにアマゾン・ドット・コムでは 15ドル以上の書籍を30%オフで提供するほか、エレクトロニクス製品、ツール、ベストセラーのCDやDVDに対しても大幅な値下げを実施しています。
アマゾン・ドット・コムの創設者兼最高経営責任者のジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)は以下のように述べています。「有意義な技術革新と顧客対応により、お客様の満足度を大幅に向上させました。今後も価格を引き下げると同時にお客様に充実したショッピング経験を提供します。」
また、アマゾン・ドット・コムは、2008年5月に償還期限を迎える、利息10%の優先割引債の発行残高の全てを2003年5月28日時点で買い戻すと発表しています。買戻し価格は2億7,700万ドルで、元本金2億6,400万ドルの105%に相当します。
なお詳細は、ウェブサイト(www.amazon.com/ir)にて「財務内容」の項目ををご参照願います。
2003年第1四半期の営業ハイライト(全ての比較は2002年第1四半期比)
- 第1四半期のワールドワイドにおける販売総数は35%増を達成しました。
- 第三者取引(アマゾン・ドット・コムを通じて企業および個人が取引した新品、中古、および再製品)の販売総数は、ワールドワイドにおける販売総数の19%まで成長しました。また前年は13%でした。
- 第1四半期における北米部門の売上高は13%増の7億500万ドルを記録し、販売総数も28%増加しました。また同部門の営業利益は46%増の5,200万ドルを達成しました。
- 英国、ドイツ、フランス、および日本のインターナショナル部門における第1四半期の売上は68%増の3億7,900万ドルとなり、販売総数は 52%増加しました。また為替差益を除いたインターナショナル部門の売上は、前年同期比45%増となりました。インターナショナル部門の営業利益は 1,600万ドルとなり、2,700万ドル改善しました。
- 英国およびドイツ向けのウェブサイトではキッチンおよび家庭用品のストアを開設し、セレクションを拡充しました。
- 過去4四半期における在庫回転率は17から20に改善しました。
- 当社は、発売が待ち望まれている『Harry Potter and the Order of the Phoenix』の予約受付をワールドワイドで実施しました。単品ではEコマースを通じて史上最大の配送量が予想される同書籍を、アメリカとカナダのお客様には、書店に並ぶ初日の6月21日(土)にお届けします。
ビジネスの予測
2003年4月24日現在におけるアマゾン・ドット・コムの将来に関する予測は以下の通りです。経済状況、消費動向の変遷の可能性、世界的な事件、為替レートの変動、インターネットやオンライン小売業界における急激な変動や成長速度など、さまざまなリスク要因により実際の結果が以下の予測と著しく異なる可能性があります。
2003年第2四半期予測
- 第2四半期における純売上高は、対前年同期比24%~30%増の10億ドルから10億5,000万ドルの見込み
- 各部門をあわせた営業利益は4,500万ドルから6,000万ドルの見込み
2003年予測
- 純売上高は19%以上増の47億ドル以上に達する見込み
- 各部門をあわせた営業利益は50%以上増の2億7,500万ドルを上回る見込み
株価や為替相場が変動するため、株式ベースの報酬コストや利息6.875%のPEACS等の評価の今後の決算への影響を予測することは不可能です。したがって、当社はこれ以降の営業損益や当期損益については予想を差し控えています。
2003年4月24日(木)、米国西部時間午後2:00/東部時間午後5:00にWebcastを利用した電話会議が行われました。この電話会議の内容は2003年6月30日までwww.amazon.com/irに掲載されています。なおこの会議では財務状況や業績に関する今後の見通しに関する見解やその他の情報も取り上げられております。
将来に関する予測は本来困難です。実際の業績は上記にご説明申し上げた要因およびアマゾン・ドット・コムが新ビジネスに投資する金額とタイミング、カスタマーに販売する製品ミックス、純売上に占める製品とサービスの比率、競争、在庫管理リスク、当社が新たに締結、維持、拡大した取引契約や戦略的提携の内容、季節的要因、海外における成長や事業規模の拡大、および調達能力と生産性など様々な理由から実績がこれらの記述と異なる可能性があります。その他のリスクおよび不確定要因には、アマゾン・ドット・コムによる予想外の損失の発生、多大な債務、業績変動の可能性、潜在的成長分野への対処、システム中断、消費者性向、調達センターの最適化、在庫、限られた運営履歴、政府規則と課税、不正行為と新規事業などが含まれます。その他アマゾン・ドット・コムの業績に影響する可能性のある事項については、2002年12月31日期末のForm 10-Kのアニュアルレポートを含めたそれ以降の提出書類など、同社が米国証券取引委員会(SEC)に提出している文書にも記述されています。
財務内容について
以下の記述は、SECの定義に基づくものであり、米国一般会計原則(GAAP)に則って作成したものではありませんので、ご了承ください。
フリーキャッシュフロー
営業キャッシュフローとは営業活動で得られた(あるいは使用された)金額に支払い利息を加え、行使株式ベースの従業員報酬を除外したネットキャッシュのことです。フリーキャッシュフローは、営業キャッシュフローから、固定資産の金額(固定資産の購入には社内で使用するソフトウェアやウェブサイトの開発費用も含まれます)を差し引いたものを指します。なお表中、営業キャッシュフローの数字がGAAP基準の数字と比較して異なっていることがありますが、その場合でもウェブサイト(www.amazon.com/ir)上の「財務情報および事業活動に関する補足資料」で調整して一致させています。
各部門の営業利益総額
これは各事業部門の営業利益の総額であり、事業報告書に記載されている以下の項目を除外しています。
- 株式ベースの報酬コスト
- その他の営業費用(および収入)
- リストラクチャリング関連費用およびその他の費用
GAAP基準の数字と比較して、表中の営業利益の数字に差異が生じることもありますが、これも別添の財務諸表の「見積ベース事業報告書」で調整し一致させております。
見積ベースの純利益(損失)
見積ベースの純利益(損失)は事業報告書に記載されている以下の項目を除外したものです。
- 株式ベースの報酬コスト
- その他の無形資産の減価償却費
- リストラクチャリング関連費用およびその他の費用
- 利息6.875%のPEACSおよびその他の再評価
- 株式方式投資における純損失の持分
- 会計原則の変更に伴う累積効果
見積ベースの当期損益は米国一般会計原則(GAAP)に則って作成される決算資料を補足するものです。経営陣は、この項目を社内的な業績評価や経営管理を行う手段として活用しています。なお表中当期利益(損失)の数字がGAAP基準の数字と比較した場合異なっていますが、ウェブサイト(www.amazon.com/ir)上の「見積ベース事業報告書」で調整し一致させています。
アマゾン・ドット・コムについて
アマゾン・ドット・コムは 米国シアトルを本拠地とするFortune 500企業です。1995年7月にWWW上でサービスを開始し、今日では地球上で最も豊富な商品セレクションを提供し、顧客がオンラインで買いたいと思うあらゆるものを検索、発見でき、可能な限りの低価格を提供する、世界で最も顧客重視の企業であることを目指しています。アマゾン・ドット・コムと他の売り手は、アパレルおよびアクセサリー製品、エレクトロニクス製品、コンピュータ、キッチンおよび家庭用品、書籍、音楽、DVD 、ビデオ、カメラおよび写真関連製品、玩具、赤ちゃん用品および赤ちゃん登録サービス、ソフトウェア、コンピュータおよびビデオゲーム、携帯電話およびサービス、工具金物類、雑誌定期購読、アウトドア用品など何千万点にも及ぶユニークな新製品および中古製品を取り揃えています。
アマゾン・ドット・コムは www.amazon.com、www.amazon.co.uk、www.amazon.de、www.amazon.fr、www.amazon.co.jp、そしてwww.amazon.caの6つのウェブサイトを運営しています。