クラウドのパイオニアがウェブサービス インフラを東京リージョンで展開、日本語によるプレミアム サポートも開始
三井物産、gumi、ジンガ、クックパッドなどが既に東京リージョンでアマゾン ウェブ サービスを利用中

(NASDAQ: AMZN) Amazon.comの子会社であるAmazon Web Services LLC (以下AWS)は本日、同社が世界規模で展開するクラウド・コンピューティング・プラットフォームの5つ目の拠点として、新たにアジアパシフィック-東京リージョンを開設したことを発表しました。日本企業ならびに日本に顧客を擁するグローバル企業は、今回発表されたAWSのインフラストラクチャウェブサービスを活用して業務を構築し、クラウド環境下でアプリケーションを運用できます。また本日から、AWSでは日本語によるサポートを開始します。今回発表された、AWSのアジアパシフィック地域全体としては2つ目の拠点となる「東京リージョン」は、企業顧客ならびに開発者(デベロッパー)の皆様に、本日よりホームページ(http://aws.amazon.com ならびにhttp://aws.amazon.com/jp)に直ちにサインアップすることで利用を開始いただけます。

2006年初めにAWSがサービスを開始するまで、企業顧客には、自社のインフラストラクチャの構築に多額の費用を投じるか、実際の使用如何に関わらず一定のデータセンター容量を確保するためにデータセンター事業者と定額契約を結ぶか、のいずれかの選択肢しかありませんでした。このため企業顧客は、無駄な容量の分まで出費の継続を余技なくされるか、または現在確保している容量にいずれ不足が生じるのでは、と事業の成長速度を常に心配し続けるかしかなく、多くの企業顧客が自社のデータセンターやコロケーション(共用)設備の管理に時間と費用を割いてきました。つまり、その分だけ、本来の業務の成長や顧客へのサービスの差別化に振り向けられるべき時間が使えなくなることになります。AWSは、サービスの開始から今日までの約5年間に、技術インフラストラクチャに対する企業の考え方を変革してきました。先行投資も長期契約も不要で、従来の設備投資は変動費になり、シームレスな拡張性を確保することでリソースの増減を可能な限り迅速化し、自社のインフラを動かすという誰にでもできる力仕事から貴重なエンジニアリングの人材を解放しました。しかもそれら全てを、運用性能や信頼性、セキュリティを犠牲にすることなく実現しています。

アマゾン ウェブ サービスの上級副社長であるアンディ・ジャシーは次のように述べています。「今日AWSは世界190カ国以上で、個人の開発者の方から新興企業、官公庁や大企業まで数十万社にのぼるお客様をサポートしています。企業のお客様には、AWSを利用することで投資を大幅に削減し、より迅速な業務革新を実現し、技術刷新のペースを上げ、貴重なエンジニアリングの人材を単なるインフラの管理にではなく、本業での差別化に注力させられるということを、これまで以上に実感いただいております。AWSはすでに日本の多くの企業でご利用いただいております。このほど東京リージョンからサービスの提供を開始することで、日本のエンドユーザーの皆さまにとっても、ほとんどのインスタンスにおけるネットワーク遅延が数ミリ秒単位に収まるため、今後さらに利用が進むと期待しております」

AWSでは全てのユーザーに無料のAWSベーシックサポートを用意しています。ベーシックサポートにはAWSリソースセンター、サービス・ヘルス・ダッシュボード、技術に関するFAQ(よくある質問)一覧、デベロッパ・フォーラムなどが含まれています。またAWSプレミアムサポート(有償)は、24時間365日体制で待機している熟練した技術サポートエンジニアが、お客様のニーズに個別にかつ迅速に対応するサポートプランです。本日よりAWSのベーシックサポートも、有償のAWSプレミアムサポートでも日本語で利用できるようになります。今後、お客様はアマゾン ウェブ サービスの各種サービスや機能の利用にあたり、任意の言語でのサポートを選択できるようになります。AWSプレミアムサポートが提供する各種サービスの詳細については、同社のホームページ(https://aws.amazon.com/support)をご参照ください。

なおAWSでは今後数カ月の間に、決済に日本円を選択できるよう準備中です。

既に多くの日本企業が各国のリージョンからAWSを活用しています。新たに東京リージョンを開設したことにより、企業は日本国内で各種アプリケーションを稼働させられるようになります。日本のエンドユーザーにとってのネットワーク遅延は大幅に低減され、またデータを日本国内に確保しておきたいという企業のニーズにも対応できるようになります。

日本を代表する総合商社として世界各国で様々な事業を展開する三井物産株式会社は、このほど東京リージョンでの提供が開始されたアマゾン ウェブ サービス(AWS)を利用しています。同社のCIO(最高情報責任者)を務める田中誠一氏は次のように述べています。「三井物産では情報を、ヒト、モノ、カネと並ぶ重要な経営資源と認識しております。クラウドコンピューティングの活用は、当社のITへの重要な取り組みの一環であり、当社のビジネスの差別化と成長につながる新製品やサービスの開発の役に立つものと考えています。例えば現在、業務やサービスの効率を高めることを目的として、AWSを活用し、SAPエンタープライズ・システムのテストと開発環境を行っています。AWSがこれまで何年もの間、顧客企業に提供してきた経験の豊富さとグローバルな展開力を評価し、我々のこれら検証活動のクラウドプラットフォームとしてAWSを採用しています。AWSの東京リージョンでの提供開始は、エンタープライズ・システムにクラウドコンピューティングを活用したいという当社の期待に応えてくれるものと思います」

日本有数のソーシャルゲーム企業である 株式会社gumiは、自社ウェブサイトのほぼすべてをアマゾン ウェブ サービス上に構築しています。同社は1日あたり5,000万件以上のページビューと1,000万人以上のユニーク・ユーザー数を擁しています。アマゾン ウェブ サービスを使用する以前は、データセンターのサーバーを借りていましたが、すぐに容量オーバーになってしまうため、増え続けるトラフィックに速やかに対処することができませんでした。同社のCTO(最高技術責任者)である 堀内康弘氏は次のように語っています。「当社がアマゾン ウェブ サービスを選んだのは、使い勝手の良さに加え、社内の少人数のチームだけで、当社のお客様の要望に応じてサーバ-を増やしたり減らしたりと、容量を拡張できる柔軟性でした。アマゾン ウェブ サービスによって、当社は重厚長大なインフラを管理する手間から解放され、ソーシャル・アプリケーションのテストや評価も迅速になりました。これによって市場投入までの期間も開発コストも削減することができました。」同社は現在、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Relational Database Service (RDS)および複数のアベイラビリティ・ゾーンを選択できるオプション、そしてAmazon Simple Storage Service(Amazon S3)を使用しています。同社は3月中に東京リージョンより新しいゲームタイトルのリリースを予定しています。「アマゾン ウェブ サービスの日本での新しいウェブ・インフラ・サービスを活用することで、新しいソーシャルゲームを短い期間で開発できましたし、そのネットワーク性能には驚嘆しています。今後もより多くのサービスを東京リージョンのアマゾン ウェブ サービス上に展開したいと思います」と堀内氏は続けています。

世界最大のソーシャルゲームディベロッパーであるZyngaは、数ヶ月前から日本でアマゾン ウェブサービスを利用しています。Zyngaのプロダクトオペレーション担当上級副社長のマーク・ストックフォールド氏は次のように述べています。「アマゾン ウェブ サービスによって当社の開発サイクルを劇的に短縮できるうえ、インフラストラクチャ・リソースの柔軟な拡張性により、膨大なトラフィック量にも即座に対応可能になりました。ソーシャルゲームでは高速な応答速度と高い可用性が必須要件であり、東京リージョンのAWSを活用することで、Zyngaのゲームを楽しむ日本の皆さまに最高のユーザー・エクスペリエンスをご提供できることを嬉しく思います」

人気レシピサイトのクックパッドは、高速データ解析用途にアマゾン ウェブ サービスを使用しています。クックパッド株式会社のCTO(最高技術責任者)である橋本健太氏は次のように述べています。「Amazon Elastic Compute Cloud とAmazon Elastic MapReduceを使うことで、データマイニング、ログファイル解析、およびデータウェアハウスなど、データ依存度が高く、計算資源が断続的に必要になるタスクの実行にあたり、その計算資源を必要に応じて使用することができるようになりました。そのため時間のかかる設定や管理、コンピュータ容量を気にす ることなく、データの解析に注力できるようになりました。当社はより迅速にビジネスの推進に集中できるようになりましたが、今回の新しいAWS東京リージョンのサービスの開始によって、利便性がさらに高まることと期待しています」

オリンパスメモリーワークス株式会社は、アマゾン ウェブ サービスを使って「ib on the net」(アイビー・オン・ザ・ネット)という無料のフォトスペース、プリントおよびフォトブックサービスを、日本ならびに米国市場において展開しています。同サービスの実装にあたり、同社はアクセンチュア株式会社と共にAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)およびAmazon Simple Storage Serviceを使用しました。オリンパスメモリーワークス システムオペレーション部 部長の林寿一氏は次のように述べています。「アマゾン ウェブ サービスのおかげで、繁忙期などに多くのお客様が当社のサービスをお使いになる際にも、心配することがなくなりました。当社はいつでも好きな時に拡張や縮小ができ、実際に使った分だけを支払えば良く、不要かつ過剰なシステム容量を空けておく必要が無いという点を評価しています。当社はアマゾン ウェブ サービスの使用によって(本来であれば必要であった)設備投資分を節約し、それまでのやりかたと比較してコストを5分の1にまで減らすことができました」

日本の別のユーザーである株式会社リクルートが運営する住宅・不動産情報サービス『SUUMO(スーモ)』は、大量のデータセットを容易にコスト効率よく処理するために、アマゾン ウェブ サービスのインフラストラクチャ・プラットフォームを使っています。『SUUMO』は、Amazon Elastic MapReduceを使ってデータ解析を行っています。これだけの規模を高速に処理できる機能により、顧客体験の向上やサービスラインナップの充実などに継続的に取り組んでいくことができます。リクルートは、日本のユーザーに向けて新サービスの準備中である新しい東京リージョンのAWSを、現在複数の案件で利用しています。

広範な顧客基盤に加えて、日本には活発に活動しているパートナー・エコシステムも整っており、従量課金制のAWSインフラ上に革新的なソリューションやサービスを構築しています。パートナー各社には、アクセンチュア株式会社、株式会社ビジネス・アーキテクツ、株式会社CSK、株式会社イーシー・ワン、株式会社日立ソリューションズ、株式会社電通国際情報サービス、株式会社イントラマート・シー・エス・アイ、アイレット株式会社(cloudpack)、JBアドバンスト・テクノロジー株式会社、学びing 株式会社、三井情報株式会社、株式会社野村総合研究所、株式会社サーバーワークス、TIS株式会社 (Sonic Garden)、株式会社東芝、ウイングアーク テクノロジーズ株式会社、株式会社ワークスアプリケーションズなどがあります。またAWSはアドビ、BitRock、Engine Yard, enStratus, ESRI, IBM、ノベル、オラクル、ライトスケール、リバーベッド、SOASTAなどのグローバルなISVとも協業しています。今回開設された東京リージョンではこれらのISVのソフトウェアサービスが稼働中または今後稼働予定であるため、日本企業にとってはAWS上でのエンタープライズ向けソフトウェアの活用が一層簡単になり、かつその利点を十分に享受できるようになります。

新しい東京リージョンのサービスは本日から利用可能です。このサービスにはAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon Elastic Block Store (Amazon EBS)、Amazon SimpleDB、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、Amazon Simple Queue Service (Amazon SQS)、Amazon Simple Notification Service (Amazon SNS)、Amazon Route 53、Amazon CloudFront、Amazon CloudWatchおよび AWS CloudFormationが含まれています。各サービスの詳細と個別の価格体系については、ホームページ(http://aws.amazon.com/products/ および http://aws.amazon.com/jp/products)をご参照ください。