Amazon.com(NASDAQ: AMZN) の子会社であるアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)は、本日、AWSクラウド上で稼働するウェブアプリケーションのインメモリ・キャッシュを容易にデプロイ、運用、スケールできる新ウェブサービス、Amazon ElastiCacheを発表しました。この新しいサービスにより、お客様は比較的遅いディスクベースのデータベースに頼ることなく、クラウド上に最適化された高速なインメモリ・キャッシュから情報取得が可能となるため、ウェブアプリケーションの性能を改善できます。Amazon ElastiCacheは、一般に使用されているメモリ・オブジェクト・キャッシング・システムであるMemcachedと互換性があります。そのため開発者が今日、既存のMemcached環境で使用しているコード、アプリケーション、ツールは、このサービスとシームレスに動作します。それにより、移行プロセスが簡易なものの統合プロセスを簡略化します。このサービスは、インメモリ・キャッシュ環境の管理・モニタリング・運用を簡略化し、負荷をなくします。このため開発者は差別化につながるアプリケーションの開発に注力できます。Amazon ElastiCache は作業負荷の高いソーシャル・ネットワーキング、ゲーム、メディアシェアリングサイトやレコメンドエンジンなどの数値計算に理想的です。Amazon ElastiCacheについての詳細は、aws.amazon.com/elasticache(英語)をご参照ください。

アマゾン ウェブ サービスのデータベース・サービス担当副社長ラジュ・グラバニは以下のように述べています。「現在、キャッシングは数多くのウェブアプリケーションのコアとなっていますが、手持ちのキャッシング・インフラを動作させるのは時間の浪費で、ビジネスにとって大きなメリットはありません。今日まで、企業自らがこの責任を引き受ける以外、選択肢がほとんどありませんでした。実際、これまでAWSのお客様の多くが、AWS上にキャッシュソリューションを構築・管理しています。」

Amazon ElastiCacheを使うことにより、お客様は短時間でアプリケーション・アーキテクチャにインメモリ・キャッシュを追加できます。AWS Management Consoleから2,3回クリックするだけの短い時間で、Memcachedの キャッシュ・ノードで構成されているキャッシュ・クラスターを開始できます。作業負荷の変更に応じて、必要なキャッシュ・ノードを数分のうちに追加、削除することで、お客様はキャッシュ・クラスタに関連したメモリ容量をスケールできます。さらに、いったんキャッシュ・クラスタがプロビジョンされれば、Amazon ElastiCacheは、ウェブサイトやアプリケーションのロード時間を遅くするキャッシュ・ノードの障害を自動的に発見・置換し、オーバーロードされたデータベースのリスクを軽減する回復機能のあるシステムを提供します。Amazon CloudWatchモニタリングと統合して、Amazon ElastiCacheは、キャッシュ・ノードに付帯する主要指標(key performance metrics)に拡張したビジビリティをお客様に提供します。

「Amazon ElastiCacheによってPBSはMemcashed(分散型メモリキャッシュシステム)環境を導入しやすくなり、マルチノード・キャッシュ環境を、数分で構成し、立ち上げることが可能になります。Amazon ElastiCacheを使う事で、障害回復やパッチをあてるといった現在の管理作業から解放され、アクセスしてくる人々に対してこれまで以上に素晴らしいウェブ体験を提供することに注力することができるようになります」

AWSのスケーラビリティを利用しているオンラインチケット発行/イベント・マーケティングのプラットフォーム会社であるTicketLeapのエンジニアリング部門のキース・フイッツジェラルド副社長は次のように語っています。 「当社は世界中で数多くのポピュラーなイベントのチケットを販売しており、アプリケーションの要求はきわめて高いものです。Amazon ElastiCacheによって、数分でキャッシュ・クラスタを構成し、機能を向上させることが可能になります。今後は、アプリケーションの要求に応え、キャッシュのフットプリントの迅速な増減を行うために、このサービスを使う予定です。Amazon ElastiCacheの詳細なモニタリング機能によって、スループットやレイテンシーの問題を迅速に検知し修正できます」

Tapjoyのライアン・ジョンズ首席エンジニアは以下のように述べています。 「当社のモバイル・アプリケーション・ネットワークは、9,000のアプリケーション、グローバルで2億5千万人のスマートフォン・タブレット機器のユーザーに使用されており、高速アクセスのためのモバイルアプリケーション関連データをリアルタイムでキャッシュに格納しています。Amazon ElastiCacheによって、キャッシュ・クラスタの健全性を継続的にモニタリングし、ノード障害を自動的に修復することで、キャッシュ・ノード障害にさらされることが極めて少なくなりました。Amazon ElastiCacheの管理能力は驚異的で、当社は非常に高いスループットの基幹アプリケーションの稼動に使用しています」

Amazon ElastiCacheはAmazon EC2のアプリケーション・サーバやAmazon RDSのデータベース・サーバと連動して、お客様に完全な管理アプリケーションスタックをクラウド上で稼働する統合プラットフォームを提供します。AWSのすべてのサービス同様、Amazon ElastiCache はオン・デマンドで利用可能で、ユーザーは使用した分を支払うだけで済みます。Amazon ElastiCacheの価格は使用されているキャッシュ・ノードのサイズによって決定し、基本価格は1時間当り0.095ドルという低価格です。現在米国東部(バージニア州)リージョンのみで提供可能で、今後数ヶ月で東京を含む他のAWSリージョンでも提供可能となります。

企業および開発者は、www.aws.amazon.com/elasticacheにアクセスして、本日からAmazon ElastiCacheを利用して、短時間でキャッシュ環境をデプロイできます。